坂下 忠弘(さかした ただひろ)バリトン
Tadahiro Sakashita Lyric Bariton
桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学研究科3年修了。第53期二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第9回中田喜直記念コンクール大賞(第一位)及び中田喜直賞受賞。その他多数受賞。
モーツァルト「レクイエム」・「ミサ・ブレヴィス」、フォーレ「レクイエム」、ベートヴェン『第9番交響曲』にソリストとして出演。
オペラは、モーツァルト『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、モンテヴェルディ『ポッぺアの戴冠』オットーネ、レハール『メリー・ウィドー』ダニロ、メノッティ『霊媒』黙役トビーでも演技力を生かした存在感を示し、ヴェルディ『リゴレット』マルッロ、メノッティ『電話』ベン、サンサーンス『サムソンとデリラ』アビメレク、リヒャルト・シュトラウス『アラベラ』マンドリカ、三木稔『じょうるり』与助、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト『蝶々夫人』にヤクシデ、サントリーホール主催ワルター・ギーガー作曲『夕日の耳 』~室内オペラと能舞が織りなす幽玄の世界~主演2役を演じ絶賛を博す。更に新日本フィルハーモニー交響楽団と共演し『カルメン』花形闘牛士エスカミーリォ、ダヴィンチ音楽祭ではレオナルドダヴィンチ『オルフェオ物語』タイトルロール、ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』タイトルロール、2023年ペルゴレージ『ラカリスト』タイトルロールに抜擢され男女2役を演じ分け好評を博す。2025年にはモンテヴェルディ『オルフェオ』タイトルロール出演が決まっている(関東&関西公演)
巨匠ピアニストDalton Baldwin氏に「極めて稀であるが、フランスのエスプリと音楽と声を併せ持って生まれた歌手」称賛をうけ、フランス・ニース国際音楽アカデミーをスカラシップにより参加。受賞者コンサートに出演しディプロムを取得。
更にクラシックのみにとらわれずジャンルを超越した活動は多岐に渡り、その稀にみる柔らかな歌声と確かな音楽祭には、多方面のプロフェッショナルより絶大な信頼を寄せられている。日本の代表的なシンガーソングライター尾崎亜美、プロデュースユニット、LaDillのリードボーカルとしてメジャーデビュー。「匂い立つ風」日本クラウン、レコードよりリリース。また日本を代表する作曲家、坂田晃一氏より、書き下ろしの「mitasora」、「カミーユのワルツ」を提供され、坂田氏のCD に歌唱収録。また故、坂本龍一氏より依頼を受け映画音楽テーマソング歌唱提供などもある。
全日本全国童謡歌唱コンクールグランプリ大会においてゲスト出演。眞理ヨシコをはじめとする童謡歌手と「童謡コンサート」をするなどして、未来や音楽を伝えていく活動にも力を注いでいる。
2020年、『ディズニーオンクラシックゆめとまほうのおくりもの』ソリストシンガーとして全国20カ所以上のツアーに参加し歌唱した。美しいフランス語のディクションとエスプリを合わせ持ち、シャンソンの実力を評価されNHK『名曲アルバム』でシャンソン『シェルブールの雨傘』の演奏が放映されるなど活動の幅をさらに広げている。
CDはソロアルバム『HEROism』『HEROism 2』『さくら~中田喜直生誕100年記念~』(2024年『日本童謡賞特別賞』受賞作品。)『らゔ・そんぐ~日本の唄~』がある。
テレビは「名曲アルバム」「題名のない音楽会」「日本名曲アルバム」など。
2019年6月、中華人民共和国新疆ウイグル自治区 烏魯木斉国際大バザール主催 (urumqi international grand bazaar)内劇場にてコンサートに出演し、絶賛を博す。
YouTubeなどのライブ配信、ラジオや雑誌などの各メディアでも活動中。
近年は自身の演奏活動に加え指導にも力を入れている。
シャネルピグマリオンデイズコンサート2012アーティスト。二期会会員。現在北海道旭川市観光大使。