ヒロイズムinterview!第1位 さびしいかしのき!

皆様

本日は最後のインタビュー記事「さびしいかしのき」です!
毎回頑張って準備してくださったキムに感謝しています!皆さんもものすごく長いインタビューでしたが、毎度ご覧いただきまして、沢山の応援メールもありがとうございました!本当に私は皆様に愛されてるなぁと我ながらしみじみ思います(*^o^*)幸せです。

そして、これが最後のインタビューとなると、やはり少しさびしいーーーー!!!!(T_T)

、、、、では、お楽しみください!!!♪

坂下忠弘

* * *
ー本日は、人気投票第1位に輝く「さびしいカシの木」についてお話しを聞きたいと思います。1位です。
(坂下)僕も大好きな曲ですが、こんなに人気だなんてちょっとびっくりしました。少しは暗い曲なので、好き嫌いが分かれるのではないかと思っていました。

ー皆さまの感想を聞くと、とても暖かい曲だと思っている方も結構いらっしゃるみたいですよ。
(坂下)ほのぼのしていて、確かにそうですね。暗いとはいえ、あまり悲しみだけが溢れる曲ではないですよね。もしくは僕のファンの中には、寂しさを抱えている方々が多いんですかね。あははは(笑)

ー人は誰でも寂しさを抱えているかもしれないですね(笑)。さて、この曲との出会いはいつですか。
(坂下)この曲に出会ったのはすごく昔です。学生時代には、勉強という意味でしか楽譜を開くことがなかったんです。なお、音大では日本語の曲を教わったり歌ったりする機会もあまりないんですよね。ある日、勉強関係なく無意識に楽譜をめくっていてこの曲を発見して、前奏をピアノで弾いてみた瞬間ビビビットきたんですよね。

ーまたなんだか偶然で素敵な出会いでしたね。
(坂下)そうそう。鼻歌でメロディをなぞってみたらすごく綺麗で、実際歌ってみたらすごく歌いやすかった。学生時代の僕は、歌が下手ではないかと色々悩んでもいました。でもこの曲はすごく気持ちよく歌えました。当時あまりそう感じる曲が多くなかったからすごく貴重でした。それ以来ずっと歌ってきました。今では坂下が一番歌っている曲かもしれないですね。

ーそんなに歌う理由は何かありますか。
(坂下)この曲は、自分では頑張って歌っている感じではなく自然に歌っているんです。なんか深く考えなくてもぴったりくるような曲です。特に気合いなど入れず自然に歌っているのに皆さま好きとおっしゃってくださるのが、だから少しびっくりなんです。

ーとてもフィットしている曲だからこそファンの方々にも伝わってるのでしょうね。この曲は昨年の年末、NHKのラジオでも流れましたよね。
(坂下)作曲家の木下先生の特集番組で坂下バージョンを流して頂きました。実は去年初めて木下先生にお会いしたんですよね。お会いしたというか、去年のリリアホールでの公演にお見えになっていて、舞台の上から「初めまして」とご挨拶しました。その時、ご本人の前でこの曲を歌ったんですが、なんと年末番組のエンディング曲に選んでくださいました。すごく光栄です。

ー木下先生の別の曲も歌ったりしているんですか。
(坂下)はい、この曲がきっかけで、ものすごくと言っていいほど歌っています。木下先生の曲を歌うことが僕のライフワークだとも思っていますし、コンクールの本戦でも歌ったり、毎回のコンサートでも歌っています。

ー今年のリリアでもカシの木は歌う予定ですか。
(坂下)この曲は歌わないのですが、でも木下先生の曲は沢山歌いますよ♪大好きです!

ーファンの皆様、まだの方はどうぞ。リリアのチケット、事務局に後ちょっとだけあります。
(坂下)あ、どうもありがとうございます(笑)

ーこの曲の歌詞についても少しお聞きしたいのですが。
(坂下)詞は、今はお亡くなりになったやなせたかし先生です。アニメーションのアンパンマンの生みの親です。子供でも大人でもわかる内容に完結された詩だと思うんです。僕もそういうスタイルが好きなんですね。歌詞の内容としては、山の上にぽつんと立っている一本のカシの木が、風に「連れて行って」と話しかけたり、雲に「一緒に暮らして」とお願いしたり。それでも無理なんですよね。今では微笑みながら寂しいことに慣れていると言っています。

ー歌い手自身がカシの木ですか?それともカシの木への語り掛けでしょうか。
(坂下)この歌い手はカシの木でも、話しかけている人でもなく、ナレーターのような第三者だと思うんです。風景も見えているし、天気まで見えている。でもその話の中には入っていない人が歌っているんだと思います。だから自分のさびしさを直接的に語っているわけではないんですよね。

ー少し哲学っぽい歌詞ですね。
(坂下)そうですよ。簡単だけどすごく哲学的な歌詞です。そもそも「さびしさ」とはどういうものなんでしょう。自分の中にあるものでありながら、感じられない時もある。それを出さない人もいる。カシの木という存在は寂しさを抱えているけど騒がないんですよね。自分は移動できないんだもの。根っこがあるから。

ー諦めのような感情ですか。
(坂下)諦めではないですが、それに近い感情かもしれないですね。実はフォーレにも「花と蝶」という曲があって、蝶々は日中に来て、夜にはいない。私は動けない。蝶々さん私を連れ去って、といった内容ですが、両方とも似ている宿命を背負っていますよね。花であること、木であること、その宿命を自分でわかっている。だから、本当に寂しいの?とナレーターとしては思います。でもカシの木は宿命を知っているからこそ寂しいのかなとか、この曲については色々考えたりします。でもメロディが美しいから救いがあるという感じもしますよね。木下先生もこの詩を読んでそう思ったからこのメロディを付けたかもしれないですね。(マイナーコードで歌ってい見る坂下)

ー自分はカシの木のような人だと思いますか。 
(坂下)昔よりはなんだか寂しい気持ちは増えているのかなと思います。でもこうやって考えを語られる場もあるし音楽もあるし、いっときの寂しさとかはあるけど、冷静に思ってみるとあんまり寂しくないんじゃないかなと思える瞬間が細切れにあります。励まされるというか、音楽と音楽で築かれた人間関係があるのはすごくすばらしい。孤独ではなくて、絆というか繋がりがある。寂しいといえば寂しいけど寂しくないのかな。あと、カッコつけてるわけじゃないのですが、寂しさが人間的な深みをますのかな?と思う時もあります!

ーカシの木に近い感じがしますね。話は少し変わりますが、日本歌曲を歌う時のコツはありますか。
(坂下)単語一つ一つを、しゃべっているときの延長で歌ってはいけないと思うんです。歌の歌詞は無駄なものを省いて大事なものだけを残したものですから。本質だけ残して短い言葉に全部が詰まっていますよね。それを理解して歌おうとしています。

ー自分なりに歌詞の分析をしているんですね。
(坂下)そうですね。あと、作詞家がその曲に出会った状況なども考えなければいけません。紙に詩を残したのは何か強い気持ちがあるということです。伝えたい何かが絶対あるはずなのでそれを考えるようにします。この曲だと、寂しい寂しいと二回繰り返した理由はなんだろうとか。一語一句に神経を使って歌おうとしています。初めて日本語を聞く外国人がその単語を知らなくても「サビシイ」という言葉に内包されている寂しさを伝えることに集中しました。子音母音をどう歌うかとかも重要ですが、それだけでなく、寂しいレベルがどこまでなのか、なんで悲しいではなく寂しいなのかなども考える必要がありますね。

ー日本語には意味が似た言葉が色々ありますもんね。
(坂下)そうそう。日本人の強み、とでも言えるのかな?「きらめく」とか「輝く」とか、すごく同じ意味だけど単語のバリエーションがたくさんある。たくさんある言葉の中でそれを選んだわけだから絶対に意味があるはずですよね。それをじっくり考えます。特に、この曲にはなんというか漫画的要素もあると思います。

ー漫画的要素ですか。
(坂下)例えば、「花は咲く」は意味を考えながら聴くことができますよね。歌詞を聞いていたらそのまんま風景がすんなり入るからまたみなさんに親しまれるのかなと思います。一方この曲は、言ってしまえばすこしメンヘルな世界ですね。日本の特定地域とかにこだわるだけでもなく、状況が明確に決まっているわけでもない。だからこそ、小さい子が山を見たことがない、カシがなんなのかもわからない。それでもこの歌詞でなんとなく伝わるイメージがあります。そういう子まで考えて作られた歌詞で、人間の本能に訴えることができる歌詞と曲だと思います。

ー人間の本能ですか。
(坂下)歌ってそういうものですよね。意味ははっきりわからなくても何かしらの感情がすんなり入る。シンプルな音楽の世界に戻っていくような曲だと思います。みんなが感じている音楽というのはそういうものなのかなと思いました。だから、この曲を自分のお葬式で歌って欲しいと言われ、実際歌ったこともあります。この曲は、先入観のない「音楽」そのものだからだと思います。

ー人々の心に響くような曲ですが、こういった日本歌曲を歌い継いでいる人は結構いるんですか。
(坂下)みんな歌手達は日本歌曲の世界は好きだと思います。自分もジャンル関係なく、日本の歌を歌っていきたいと考えています。それこそカシの木の宿命のような必然性を感じているからです。

ー今後も色々楽しみです。セカンドアルバムは、ファーストアルバムとは一味違うアルバムになるのでしょうか。
(坂下)まあ違いますね。今回もあまり有名じゃない曲もたくさん入っています。今回のベストシックスを見て皆さまのお気に入りの曲というのは、有名な曲じゃなくても繰り返し聞いて好きになっていくような曲だと知りました。セカンドアルバムにも皆さまに絶対好きになってもらえるような素敵な曲をたくさん集めたと思うので、お好きな一曲との巡り合いを期待しています。

ー僕もとても楽しみです。8月23日発売で公式ホームページでも送料無料で先行予約を受け付けておりますので、皆さまこちらからお申し込みください。

https://goo.gl/forms/LuvYi16yctktn4MW2

それでは、これで終了となります。インタビューお疲れ様でした。最後に感想を一言お願いします。

(坂下)このインタビューのおかげで、自分自身がどのように歌と向き合っているか再確認する貴重な機会を頂けました。キムにもファンができたようですし、キムへのファンメールもお待ちしておりますね(^^)僕へのメールももちろんお待ちしてますw

そして素敵な企画をありがとうございます。これからも面白い企画を作っていけるように頑張りましょう!皆さまも最後までご覧いただきありがとうございました。

今までの数々のインタビューをホームページに保存版として残しておきたいよね!キムさん?

ーぜひそうしましょう!!
どうもありがとうございました。

* * *

以上をもちまして、約半年に渡るインタビュー企画は全て終了致しました。好きな曲に投票してくださった皆さま、このインタビューを読んでくださった皆さまに心から感謝申し上げます。実は、昨年、坂下とお酒を飲んでいた時に、彼の歌について色々と聞く機会がありましたが、それがとても面白くて。ぜひファンの皆さまにも伝えた方がいいと思って企画致しました。普段は明るく、楽しそうな雰囲気の坂下ですが、彼の内面に潜めているものはとても真剣なものだと感じたからです。このインタビューを通じて、プロの歌手として彼が学んできたこと、考えてきたこと、そして歌に対する哲学が、少しは皆さまにお伝えできたのであれば幸いです。彼自身もインタビューの時はいつもワクワクしていて、次から次へと自分の考えを楽しく述べてくれてました。
今後とも良い歌を皆さまにお届けできるよう、事務局一同も引き続き頑張ってまいりますので、どうぞ坂下忠弘を今後とも宜しくお願い致します!😊

出演決定!7/22尾崎亜美さんコンサート ~Life Begins at 60~

皆様

毎日暑いですね!
この度情報解禁となったコンサートをお知らせいたします♪
私たちの男性声楽ユニットLaDillの生みの親であり、プロデューサーの尾崎亜美さんが、なんと御自身のコンサートにLaDillをゲストとしてお招きくださいました^_^メンバー、ゲスト、ゴージャスで本当に楽しみです♪

《メンバー》
屋敷豪太(Dr) 小原礼(B) 鈴木茂(G) 
是永巧一(G) Dr.kyOn(Key) Aisa(Cho&A.G)

ゲスト
小坂忠 浜崎貴司(from FLYING KIDS) 真心ブラザーズ 観月ありさ La Dill
【日時】
2017年7月22日(土)
開場 17:00/開演 17:30

※7月23日(日)追加公演の詳細はこちら
【会場】
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
【料金】
7,000円(税込)全席指定
※未就学児童入場不可
【お問合せ】
キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999
【一般発売】
2017年4月14日(金)
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坂下忠弘